家造りを始めるにあたって、住宅展示場、工務店、設計事務所、
または相談窓口で何社かを紹介するシステムの企業などを訪問された方がほとんどではないでしょうか。
右も左も解らない中で営業の方と話しを進め始めても、
「相手はプロだし自分の想いが伝わっているだろう」
「これで想い描いた家が造れるだろう」
と思っていませんか?
家造りに失敗しない為にも、事前にしっかりと押えておくべきポイントがありますのでご紹介します。
【家造りで重要な考えておくべき4つのポイント】
家造りを始めるにあたって事前に頭の中で考えて整理をしておきたいポイントが4つあります。
- 建設地は決まっていますか?
- 予算は決めていますか?
- 住宅ロ-ンを利用する場合毎月の返済の可能額を考えていますか?
- 家の大きさ、間取りの希望は描けていますか?
全てが家造りに欠かせない事ですが、頭の中を少し整理しないとこれらの事を踏まえた家造りが出来ません。
ここからは具体的にご説明していきましょう。
建設地は決まっていますか?
土地を購入する場合はついつい大きさとか、道路の方向、学区に気を取られがちになります。
ですが、土地によっては法律によってそもそも建築が出来なかったり、直ぐには建築出来ず、
建築出来るまでの手続きが長ければ2年に及ぶような土地もありますので建設地には特に注意が必要です。
また、敷地に対して建てられる大きさや構造に関しても法律により定められています。
土地があれば必ずしも想い描いている家を建てられるわけではないことを理解する必要があります。
土地代金だけでなく建築する為の申請代及び水道の負担金、
その他工事費用などが別途発生する事もあるので、慎重に納得の上で購入を決めましょう。
予算は決めていますか?
土地と家とあわせて値段を提示されるケ-スがほとんどですが、ここで忘れてはいけないのは消費税です。
家造りには「建物金額」「消費税」「土地代金」「仲介手数料(消費税込)」が必要となります。
また土地を取得すれば土地の「登記費用」
家が完成すれば家の「登記費用」
ロ-ンを借りれば「保証料」
その他にも「火災保険」等々、建築費用とは別に費用が発生します。
ほとんどの方は土地代と建物代で予算を想定しますが、その他かかる費用は忘れがちになります。
そのような各種費用もしっかり把握した上で予算を決めていきましょう。
住宅ロ-ンを利用する場合毎月の返済の可能額を考えていますか?
多くの方は自分達の資金(ローン借り入れ)で建てる方がほとんどでしょう。
では、自己資金をいれて、借入金をいくらにしたらこれから先の返済が大丈夫でしょうか?
今住んでいる家の家賃ぐらいの支払いくらいまでなら借入れても大丈夫と思われる方が多いのではないでしょうか。
ですが実際は住宅ローンの返済額の他にもかかってくる費用があります。
戸建ての場合は賃貸の時と比べ、光熱費がお家の大きさによって増額したり、固定資産税などが発生します。
その為自己所有になるとロ-ンの返済額以上の費用が発生することを認識しておきましょう。
もし親御様からの資金援助がある場合は、贈与税のことも考えておく必要があります。
家の大きさ、間取りの希望は描けていますか?
家の大きさ、間取りに関して漠然とこれくらいは必要かなと想い描いていませんか?
なんとなくの想いは自分の頭の中に入っていても、
その想いは相手には伝わりにくいので、まずはノートなどに書き出していきましょう。
書き出している内に、絶対に外せない自分の希望が見えてくるでしょう。
実際に何社か訪問し営業の方に、希望の部屋数、キッチンなどのタイプ、暮らし方などを伝えても
各社各様でそれぞれ建物の大きさも違った提案をされると思います。
本当にその大きさが必要でしょうか?
やはり明確に自分の想い描いた家造りを伝える為には、自分自身がはっきりと理解している必要があります。
その時に自分の考えを的確に伝えるためにも「ノートに希望を書き出す」
是非この作業をしておいてください。
営業の方のアドバイスを鵜呑みにせず、しっかり希望を伝え、相談と検討をしてもらいましょう。
【まとめ】
いろいろと書いてきましたが、家造りのスタ-トのきっかけに役立つことがあったでしょうか?
一度頭の中に描いているものを書き出し整理することや漠然としている部分を明確化させることが
失敗しない家造りの始め方と言えるでしょう。
設計工房”枻”では、お客様の想い描いた家造りを実現する為に
どんなご相談にもお答え出来る会社としてスタッフ一同日々頑張っております。
次回はもっと踏み込んだ具体的なお話をしようと思います。
お楽しみに!