施工事例
棲家
施工事例K08 玉野市 Y様邸
ふたりのこれからを考える
大切な人との記憶も、
ふたりで紡ぐこれからの毎日も。
あたたかな空気に包まれて、
静かに、やさしく、暮らしが満ちていく。
そんな“ふたりの家”ができました。
ご両親から受け継いだ家を「残すか」「建て替えるか」。
お施主様は、リタイア後の新たな暮らしを見据え、大きな選択の中でご相談くださいました。
仕事をリタイアされた後の暮らしを考えたとき、「自分たちの思いをかたちにした住まいで、これからの時間を心地よく過ごしたい」との想いが芽生え、
初めてご来社いただいた際に、輻射式冷暖房のやわらかな体感に強く共感していただき、建て替えを決断されました。
新築でありながらも、ご家族の記憶や情緒を引き継げるよう、旧家に使われていた和室の格子など大切な部材を再利用し、新しい空間の中に違和感なく取り入れました。
寝室には、お施主様のご希望で“畳ベッド”を設え、床に座るような心地よさと和のぬくもりを感じられる空間に仕上げています。
玄関には足元に間接照明を配し、訪れる人をやさしく迎え入れるあたたかさと上質な雰囲気を演出しました。
現在は、おふたりでゆったりとした日々を過ごされています。
「どのお家より、私たちの家がいちばん好き」とのお言葉をいただいたことは、
設計に携わった者として何よりの喜びです。
