施工事例
創
施工事例025 倉敷市 Ｚ様邸
ふたつの暮らしが重なり合う家
大きな翼を広げたような外観の二世帯住宅。
建て替えを機に、それぞれの暮らしが心地よく重なる住まいを目指しました。
敷地の中央に中庭を設け、南に親世帯、北に子世帯を配置。
お互いの気配を感じながらも、プライバシーはしっかり守れるように――
“ちょうどいい距離感”を大切に、暮らしのかたちを描いていきました。
「この欄間は父が大切にしていたもので」
「昔の梁を活かしたい」
親世帯には、住まいに刻まれた記憶があります。
一方で子世帯からは、
「開放的なキッチンにしたい」
「子どもがのびのび過ごせる間取りがいい」
という新たな暮らしへの想いが寄せられました。
打ち合わせを重ねるごとに、私たちは図面の向こうにある“心の声”に耳を傾けました。
何を残し、何を新しくするのか――。
対話を重ねながら、少しずつ、ふたつの暮らしがひとつの住まいに形づくられていきました。
完成したとき、「このかたちになってよかった」と感じていただけること。
それが、私たちのいちばんの願いです。
二世帯住宅は、建物だけでなく、人と人との距離感を整えること。
家族にとっての“ちょうどいい距離”を、いっしょに探していきます。
